ホームレスシェルターでバレンタイン

マディソン・タオサンガ・キッズのマイルス君から、
バレンタインに行われたホームレスシェルター支援のレポートをお届けします。

バレンタイン1

「毎晩お父さんに、一緒にここで祈りを捧げようって頼むんだ。」
僕と同じ年齢くらいのホームレスの男の子がつぶやきました。
キリストの後ろには十字架のデザインになっているステンドグラスから虹色の光が差し込んでいました。
僕は泣くのを必死にこらえました。

僕とその男の子は、ロードホームというNPO団体が運営するホームレスシェルターの二階にある聖堂に立っていました。
その子は去っていきましたが、僕はしばらく美しいステンドグラスを見つめながら、彼の言葉を心の中で繰り返していました。

彼の家族が家を失くしてどれくらい経つのか?
毎日祈りを捧げ、彼がこの世に希望を持ち続けて強く生きている姿が僕の心をうちました。

心地よい家、暖かいベットに寝ることがあたり前になっている僕でしたが、「なんて幸せなことなんだ」と一人聖堂で考えていました。

その時「マイルス!」とタオサンガの友達の叫ぶ声がしました。
ハッとして振り向いた後、もう一度だけステンドグラスを見返して、階段を急いで駆け下りながら「どうか、どうか、今すぐにでも奇跡が起きて、全てのホームレスの人たちが救われますように。」と心のそこから祈りました。

現在マディソンには、食べ物と住むところのないホームレスの子供が1300人います。(人口25万人)
そして、支援団体ロードホームでは、子供のいる家族のアパート探しや就職活動の手助けの他に、アルコールやドラッグ中毒などの回復と精神的なサポートも行い、スタッフは日々人々の幸せのために必死に働いています。
小さな団体なので、街中の全てのホームレスは支えられませんが、毎年たくさんのマディソンのホームレス家族が自立して生活ができるように、シェルターを出た後もお手伝いをしています。

僕たちタオサンガメンバーは、今までもこの団体のお手伝いをしてきましたが、この日、バレンタインのイヴにシェルターを訪れました。
メンバーのデボラはタオ指圧をして差し上げていました。

バレンタイン4

みんなでバレンタインカードを作ったり、鬼ごっこをしたり、またタオサンガの子供たちから、シェルターの子達にささやかなプレゼントを渡したりしました。

バレンタイン3

バレンタイン2

プレゼントを手渡したときに「やったー!」と大きな声で叫ぶ子供やそれをみて感激する両親もいました。

7歳の女の子は、プレゼントの袋に入っていたドラゴンの指人形と自分の持っていた小さなお人形のために、紙の家を作り始めました。そのお人形は孤児で家も無かったけど、ドラゴンと2人で素敵な家に住むのだそうです。僕のお母さんに「おうちの玄関にWelcome Home!って書いて。」と頼んでいました。

そして僕と聖堂で話をした男の子は大きな笑顔でこう叫びました。

「I am lucky! I am more than lucky! This must be my lucky day!」
(英語でラッキーは幸せという意味合いで使うことが多い)

それを聞いた僕もとてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。

 

マイルス・バイニン

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